社員旅行や福利厚生のイベント幹事さんといえば、総務や管理部門の仕事だと思われがちですが、年度ごとに責任幹事を部署持ち回りのシステムを採用されている会社もあります。
偶然にも初めて幹事さんに指名された方は、何をして良いのか分からなという人が多いのではないでしょうか。そこで、社員旅行を円滑に実施するための幹事さん心得と失敗しないコツなどについて、何回かに分けてお伝えしたいと思います。
社員旅行といえば、マンネリ化による不参加者の増加や世代によって要望が多様化し、十分に満足度が得られないイベントのひとつになりつつありました。しかし、社内評価の高い社員旅行を実施している企業さんの傾向として、「事前準備」と「十分なヒアリング」により、工夫を凝らしたイベントとしてマンネリ化に陥らず、期待される人気のイベントに転じているケースもあるようです。
先輩幹事のアドバイスとこれまでの事例を参考に評価の高かったものやそうでなかったプラン、「行き先」や「スケジュール」などのアンケート調査を実施して社内での希望傾向をまずは把握しましょう。
最も重要なポイントは、社員旅行のテーマです。“社員同士の親睦”や“部門間の交流機会づくり”あるいは“スキルアップ”など一番重視する目的を明確にしてからプランを組み立てましょう。
【社員旅行で重視するポイント例】
・観 光
・チームでの共通体験
・グルメ
・自由時間と寛ぎ
・視察や未体験への挑戦
・知識、教養を高める旅
・やっぱり宴会・・・
社員旅行の目的や大枠のイメージが固まれば、行き先や予算とスケジュールを決めて旅行会社に相談し、見積依頼をしましょう。詳細まで確定していないときは、遠慮なくその段階で伝えられる範囲で相談し、旅のプロフェッショナルからの提案を待ちましょう。