創業(起業)から短期間に業績を伸ばしてきたIT企業など、社員年齢の若いスタッフが中核となる企業では社員旅行の効用に注目し、チーム力や社員相互のコミュニケーションの向上を目的として積極的に社員旅行を社内イベントの一環として組み込むケースがあるそうです。
社員旅行=「観光スポット巡りと夜の宴会」という古典的なパターンのはまだまだ残ってはいるものの、プランの中に「チーム力アップ」や研修要素を盛り込んだゲームを取り入れる傾向にあるそうです。
たとえば、「サバイバルゲーム」や「チャンバラ合戦」など、チーム単位でゲームを競い合い、その間に普段は交流のない他部署の人たちと交流を深め、互いを知る機会が生まれ、実施後の成果として「社内にあった部門間の見えない壁」が取り払われたり、世代間の信頼関係が造成されなど一体感が醸し出されるといいます。
また、業務外や時間外で社内の人間との交流を好まないという風潮は薄まり、会社の新睦行事やイベントへの参加を疑問視しないという傾向が若い世代ほどあるそうです。
毎日新聞 2017年9月8日 東京夕刊https://mainichi.jp/articles/20170908/dde/012/020/023000c